

Studio Grace
(スタジオ・グレイス)
人生記録サンプル
ある翻訳家の人生記録
これは、私自身の人生を題材にして作成した
「人生記録プロジェクト」のサンプルです。
―とらわれていた価値観の外へ ―
#思考のクセを整理すると、人生のパターンが見えてくる
人生記録の作業では、
出来事を並べるだけでなく、
「自分がどんな考え方をしやすいのか」
「どんな場面で同じ反応をしているのか」
という思考のパターンを整理することがあります。
ここではサンプルとして、
私自身の思考回路を分析した一例をご紹介します。
① 出来事をそのまま受け取らず、構造で考える
私は出来事が起きると、
なぜ起きたのか
どんな関係性の中で起きたのか
過去とどうつながっているのか
を無意識に考える傾向があります。
感情だけで終わらず、
意味やパターンを探そうとする思考です。
② 比較ではなく「自分の位置を確認する思考」
誰かと比べて落ち込むというよりも、
違う生き方をしている人に出会うと、
自分はどんな価値観の中で生きてきたのかを考え始めます。
環境の違う人に出会ったとき、
価値観の違う人と関わったとき、
私は自然と
「自分はどう生きてきたのか」
「これからどう生きたいのか」
を考え始めます。
それは劣等感というよりも、
自分の人生の意味を確かめる作業でした。
その問いは同時に、
私が人生を何度も見直し、
必要なら壊し、
またゼロから作り直してきた理由でもあります。
③ 役割を引き受けすぎてしまう思考
何か問題が起きたとき、
誰かに言われたわけではなくても、
自分がやる側に回っていることが
多かったように思います。
長女だから、責任があるから、
という理由だけではなく、
そうするのが自然だと感じてしまうクセがありました。
自分が動けばうまくいく、
自分が引き受けたほうが収まる、
そんな前提で選択してきた場面が少なくありません。
振り返るとその積み重ねが、
人生の大きな方向を決めてきたように思います。
④ 意味を見つけないと前に進めない
つらい経験があると、
なぜこの出来事が起きたのか
ここから何を学ぶのか
この経験にどんな意味があるのか
を考え続けます。
意味が見えたときに、
ようやく前に進めるタイプです。
⑤ 壊して、作り直すという人生パターン
振り返ると、
環境を変える
生き方を変える
仕事の仕方を変える
という大きな転換を何度も経験してきました。
そのたびに一度全て壊し、
そこから作り直してきたように思います。
⑥ 人を「構造」と「背景」で見る
人との関係も、
その人の性格だけでなく
その人の”思考構造”や”思考のクセ”を見抜き、
その人との関係のバランスを考える傾向があります。
なぜ惹かれるのか
なぜ衝突するのか
どこがその人のトリガーなのか
を整理していくと、
そこにも一定のパターンが見えてきました。
このように、
思考のクセを言葉にしていくと、
人生の中で繰り返しているテーマや、
無意識に選んでいる生き方が見えてきます。
人生記録プロジェクトでは、
こうした整理を丁寧に行いながら、
その人自身の物語を形にしていきます。