Buongiorno!
今日は敬老の日ですね。
日本でもイタリアでも、お年寄が元気なところは村全体が元気です。
「小さな村の物語 イタリア」(BS日テレ)は、筆者が映像翻訳を担当しておりますが、
イタリアの町や村の番組を担当していて思うことは、
お年寄りの皆さんが、ただ単に長生きということだけでなく、
まだまだ社会に貢献したり、交流したりしていて、
村の歴史や伝統を大切にしながら、家族や人々との絆を大事にし、
生きがいを持って、元気に明るく生活していることです。
そんな彼らへのインタビューでお話を伺っていると、
人生の勉強になることがたくさんあります。
イタリアには、こんな諺があります。
"Gallina vecchia fa buon brodo"
古い鶏ほど美味しいスープができる。
つまり、人生の中での喜びも悲しみも、
様々な経験をしながら歳を重ねてきた人には、
若い人には出せない人生の深みがあり、
そこから学ぶことはたくさんあるってことですね。
敬老の日。
お年寄に感謝と尊敬です(^^)♪
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コロナの影響でしばらく編集が止まっていた「小さな村」ですが、
現在は、なんとかイタリアでの取材をおこなうことができており、新しい番組が続々と制作されています!
今週の「小さな村の物語イタリア」もよろしくお願いいたします。
次回予告
第364回 モンテフェガテーシ / トスカーナ州 2021年09月25日 放送
トスカーナの人里離れた山の中。緑に覆われた村、モンテフェガテーシ。 山深いこの村には、農業に適した土地がほとんどない。だから家族の誰かが外国に働きに行くことが多かった。5年前に出会ったのもそんな村人たちだった。
1人目の主人公は、かつて腕利きの置物職人だった男性。陽気な彼は、村人を楽しませるために一生懸命だ。彼の家族は昔、皆外国に出稼ぎに行ったから離れ離れだった。だから彼は、他の誰よりも家族の大切さを知っている。
もう1人は、事故で左足を失った写真家の男性。事故当時、彼を支えたのは弟だった。でも、そのために弟がサッカー選手という夢を失ったことを兄は気に病んでいた。あれから5年。彼はかつての弟の夢のため、新しい人生に踏み出している。
人の絆が織りなす人生の物語。
ナビゲーター:三上博史さん
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